小児と低亜鉛血症

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小児と低亜鉛血症

Specialist Review
~児玉 浩子先生に聞く~
小児にみられやすい亜鉛不足
帝京平成大学健康メディカル学部
健康栄養学科 教授
児玉 浩子 先生

現在の日本において、小児の栄養不足は稀な話ではない。こと亜鉛不足については、早期産児における体内亜鉛貯蔵量不足、低亜鉛母乳授乳、難治性下痢症などを原因として生じる可能性がある。亜鉛不足は皮膚炎をはじめ、さまざまな症状に関連があることがわかってきており、小児科診療においても亜鉛の重要性が再認識されつつある。このたびは、小児科医療が専門で、とくに微量ミネラルの代謝および栄養管理の研究もされている児玉先生に、小児科診療で亜鉛不足を見逃さないためのポイントを伺った。


Specialist Review
小児の栄養障害と成長障害
国立成育医療研究センター
生体防御系内科部 内分泌・代謝科 医長
堀川 玲子 先生

小児の栄養障害は、現在においても決してまれな話ではない。特に成長障害のある小児では、頻度が高い。そうした中で近年、成長を司る栄養素の1つとして、亜鉛の役割に注目が集まっている。亜鉛不足が成長を阻む要因になり得ることが明らかになり、小児科診療において亜鉛の重要性が再認識されつつある。今回、国立成育医療研究センターで成長障害の診療に携わっておられる堀川先生に、本邦の栄養障害と成長障害の現状、小児の成長における亜鉛の重要性について話を伺った。


Discussion
新生児・小児における低亜鉛血症を考える
ファシリテーター:
広島赤十字・原爆病院 小児科 
西 美和 先生

コメンテーター:
順天堂大学医学部附属練馬病院
小児科 教授 
新島 新一 先生
京都大学医学部附属病院
小児科 病院教授 
河合 昌彦 先生

2016年、日本臨床栄養学会のミネラル栄養部会が「亜鉛欠乏症の診療指針*」を発表しました。いま低亜鉛血症や亜鉛欠乏症は決して稀な疾患ではありません。少ない食事量、少ない肉類摂取量、偏食などの影響で、低出生体重児、発育障害児、慢性炎症性腸症候群などで亜鉛は不足しやすいと言われています。
今回、特に新生児、小児における低亜鉛血症について、実臨床での印象などを含めて3名の先生方にご参加頂き座談会を開催しました。
*児玉浩子, 他. 日本臨床栄養学会雑誌. 2016 ; 38(2) : 104-148

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