低亜鉛血症とは

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低亜鉛血症とは

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膵胆道系悪性腫瘍が疑われる術前患者における微量栄養素不足

膵臓手術は、切除の大きさとそれに伴うストレス反応から、最も困難な手術の一つであると認識されており、術後に微量栄養素不足を引き起こしたり、既存の不足状態をさらに悪化させたりすることがある。そのため、術前に栄養状態が最適となるように、微量栄養素の状態を調査し、不足している状態を速やかに是正することが望ましいと考えられる。そこで、膵胆道系悪性腫瘍が疑われる術前のCRP値正常患者*1(28例)における微量栄養素の不足状態を前向きに調査した。その結果、不足している患者の割合が多かった微量栄養素は、亜鉛(83%)、ビタミンD(57%)、セレン(24%)、トランスフェリン飽和度(23%)であった(表)。

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